LUNATIC FEST(ルナフェス) 2018 第一弾ラインナップついに発表! バンド紹介Vol.1
すでに多くの方がご覧になったと思いますが、
ついにLUNATIC FEST(ルナフェス)2018の第一弾ラインナップが発表されました!
当ブログではこれまで、複数回にわたってラインナップ予想をしてきました。
予想がいくつか的中しており、私としてはうれしい限りです!
個人的な予習の意味も含め、今回のアナウンスで発表されたバンドを紹介していきます。
こちらの記事では、まず6/23の出演バンドを紹介。
SID(シド)
Vo.マオ
Gt.Shinji
Ba.明希
Dr.ゆうや
2003年5月に結成。
いわゆる「ネオ・ヴィジュアル系」にカテゴライズされているバンドです。
「喪服時代」と呼ばれる初期は退廃的な曲をリリースしていましたが、メジャーデビュー以降はポップチューンを頻繁に生み出しています。
アニメ「鋼の錬金術師」でのタイアップでも話題になりました。
残念ながら私はほぼノータッチのバンドなのですが、LUNA SEAトリビュートには「WISH」で参加していたりと、関係性は十分かと思います。
ずっと若手の印象がありましたが、彼らももう15周年なんですね……。
個人的には「ハガレン」を観ていたので、「嘘」を聴けるとうれしいです。
ライブでは結構演奏してる曲らしいですね。
ベースの明希からはこんなツイートが。
つ、つ、ついにLUNA SEAと対バン。。。
— シド 明希/AKi (@AKiSID_official) 2018年3月2日
バンドを続けてきてよかった\m/,(•。•)https://t.co/9bvjv8VZjs
LUNA SEAをフォローしてきたバンドがルナフェスに誘われたら、みんなこんな気持ちになると思いますよ。
女王蜂
女王蜂については、予想記事で紹介していますのでそちらをご確認ください!
lunaticismy2ndname.hatenablog.com
DIR EN GREY
Vo.京
Gt.薫
Gt.Die
Ba.Toshiya
Dr.Shinya
1997年結成。初期はコテコテのビジュアル系路線でしたが、年々音とパフォーマンスは過激に。現在は、メタル・ラウドコア系のバンドとして世界的に評価されています。日本よりも世界で人気かもしれません。
X JAPAN、LUNA SEAの血脈をダイレクトに受け継いだ「直系」と呼べるバンドは、このDIR EN GREYなのではないかと思っています。初回のLUNATIC FESTにも出演していました。個人的には実際に見て、評価が覆されたバンドです。
Vo.の京はSUGIZOのソロAL『ONENESS M』にも参加していました。ToshiyaもJを兄貴分のように慕っているようです。2回連続の出演も納得と言えるでしょう。
The BONEZ
Vo.&Gt.JESSE
Gt.NAKA
Ba.T$UYO$HI
Ba.ZAX
2011年にJESSEのプロジェクトとして始動。「The BONEZ」というバンド名でスタートしたのは、2013年9月のことです。JESSEはRIZEでみなさんご存知かと思います。
今回の発表で、とりわけうれしかったバンドです。「ルナフェスの出演バンドとしては少しシーンが違うのでは?」思われる方が多いかもしれませんが、個人的には全然あり。
私は、T$UYO$HIとZAXが所属している(「所属していた」とは言いたくない)「Pay money To my Pain」というバンドが非常に好きです。Jのソロライブにはゲストバンドとして招かれたこともあります。Gt.のPABLOはINORANが所属していた「FAKE?」にサポートギターとして参加していました。2012年には、Vo.であるKの逝去により、活動を停止しています。
私は、Kが生きていれば、きっとルナフェスに出ていただろうなと思うのです。
だから、今回はThe BONEZでP.T.Pのメンバーが参加してくれることになってとてもうれしい。
もちろん、RIZEのメンバーがやっているバンドでもあるわけで、シーンのクロスオーバーが起きている点にも熱くなってしまいますね。
***
続く記事で6/24の出演バンドについても紹介します。
こちらも、すでに熱いラインナップです。
LUNA SEAが教えてくれた音楽たち Vol.0
今回は、いつかちゃんと書きたいなと思っていたテーマについて書こうと思います。
私がキッズで、LUNA SEAにシビれていた20年前ごろは、まだインターネットが普及していなかった時代です。
CDを買う時は、雑誌の紹介が情報ソースだった。
そして何よりの情報ソースだったのが、LUNA SEAのメンバーによるレコメンドだったんですね。
今はメンバーが出ている雑誌を買うようなことはなくなってしまったのでわからないんですが、当時は頻繁に好きなアルバムの情報をシェアしてくれていたんです。
彼らに教えてもらったアルバムで、今でも私のフェイバリットになっている例はいくつかあります。
雑誌はもう流石に処分してしまいましたが、彼らが教えてくれた素晴らしい音楽は、プレイリストに残っている。
今でも、「○○は△△に影響を受けている」という漠然とした情報は見つかりますが、具体的な作品まではわからないですよね?
これからは、具体的な作品を思い出せる限り紹介していきたいと思います。
音楽の趣味って、開拓していかないと広がらないんです。
その、開拓の道標になるのが、好きなアーティストのレコメンドだと思うんです。
「あの人がいいって言うなら聞いてみよう」ってね。
LUNA SEAに限らず、好きなアーティストのルーツやアンテナには興味を持つようにしていると、もっと音楽が好きになると思いますよ。
今後、時間があればこのテーマに沿って作品を紹介していくので、興味がある方は読んでみてください。
新日本プロレス所属の覆面レスラー・BUSHIはガチのLUNA SEAファンだった
当方には、最近プロレスに大層入れ込んでいる友人がいるのですが、彼からとても興味深い話を聞きました。
「新日本プロレスのBUSHI(ブシ)という覆面レスラーは、ガチのLUNA SEAファンらしい」と。
長い歴史で多くのフォロワーがいるLUNA SEAですから、アーティスト・ミュージシャンだけではなく、レスラーにフォロワーがいても何の不思議もありません。
今回は、このBUSHIというレスラーについてご紹介します。
BUSHIの簡単な紹介
BUSHIは1983年4月5日生まれ、東京都足立区出身のレスラーです。
2007年、「T28(テツヤ)」のリングネームで、全日本プロレスのレスラーとしてデビューしました。当時は覆面を身に着けていません。
覆面レスラー「BUSHI」としてデビューしたのは、翌年2008年のことです。
2012年には「レンタル移籍」の試みの一環として新日本プロレスへ、翌年には正式に新日本プロレスへと移籍しています。
2014、2015年は急性硬膜外血腫、脊髄震盪、第12胸椎骨折、右目眼窩底骨折など怪我が相次ぎ、活躍ができない時期が続きました。
2015年末には、内藤哲也選手率いる「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」に参画。以降は、同ユニットで活動を続けています。
プロレスについて、私はあまり詳しくありませんので語る言葉はありませんが、
非常に見ていて楽しいレスラーだと思います。
驚いたのは、マスクのスタイリッシュさです。
なんでも試合の度に、新しいものを用意するのだとか……。
現在は
「漆黒のデスマスク」
という「親愛なるDEATHMASK」みたいなニックネームがつけられています。
BUSHIはLUNA SEAのファンなのか?
さて、本題に入りまして冒頭にあげた噂の検証です。
言うまでもなくLUNA SEAはレジェンドであり、各業界にフォロワーがいます。
一方で、多くの方は「ロージアとアイフォーユーは知ってる!大好き」というようなライト層です。
「LUNA SEA好き」って言っても、いかほどのもんじゃい?
と思ってしまうSLAVE心理はおわかりいただけるのではないでしょうか。
「BUSHI LUNA SEA」で検索したところ、最初に目に飛び込んできたのはこの記事。
読んでいただければわかると思いますが、
普通にLUNA SEA大好きじゃねぇかwww
冒頭に「大阪で発表される内容が気になっていた」という旨の記述がありますが、
この大阪城ホール公演って「LUNATIC FEST」が発表されたタイミングなんですよね。
この心理、私が当時思っていたことと同じです。
ブログにはLUNA SEAメンバーと一緒に写った写真もアップされています。
BUSHI本人は胴体に固定をした痛々しい姿ですが、この頃は上述した経歴と照らし合わせると怪我で苦しんでいた時期のはず。
BUSHIが、憧れのLUNA SEAとの対面でどれだけパワーをもらったかは、想像に難しくありません。
その他にも、Web上にはBUSHIがガチのSLAVEである片鱗がちらほら。
例として、Twitterのこの投稿を見ていただきましょう。
— BUSHI (@BUSHI_njpw) 2018年2月21日
SLAVEの方ならピンとくると思いますが、
この独特の指のフォーム、SUGIZOがよくやる「スター・トレック」に出てくるバルカンサインです。
BUSHIさん、このバルカンサインが写った写真をめちゃめちゃ投稿しています。
「LUNA SEAが好き」という程度では、知らない方も多いはず。
BUSHI選手がSLAVEなのは、間違いなさそうです。
というか、黒いネイルとか、全体的にそこはかとなくLUNATICですね。
BUSHIは唐揚げ店のオーナー!!
BUSHIにはレスラー以外にもうひとつの顔があります。
それは、「唐揚げ店のオーナー」です。
なんでももともと日本唐揚協会に入るほど大の唐揚げ好きであり、自分で店を構えてしまったとのこと。
現在は、葛飾区にテイクアウトの唐揚げ専門店「東京丸武商店」をオープンしています。ときおりBUSHIも店頭に現れるそうです。
私は考えました。
「LUNATIC FEST 2018のフードで出店すればいいのでは?」と。
クロスオーバーが音楽以外でも起きればもっとフェスが面白くなると思いますし、
彼のようなSLAVEレスラーの店であれば、関係性的にも申し分ありません。
運営にこの声が届くかどうかはわかりませんが、
私はルナフェスのフードゾーンに出店している東京丸武商店を見てみたいですし、食べてみたいですね。
エンセリオ、マジで!!
BUSHIはまさしくガチのLUNA SEAファンでした。
いやー、私はこの選手が好きになってしまいましたよ。
今回はBUSHIがとれだけLUNA SEA好きなのかという点ばかりフォーカスしましたが、
いつか彼のファイトを生で見たいものです。
エンセリオ、マジで!!(BUSHIの決め台詞)
LUNATIC FEST(ルナフェス)2018 第一弾ラインナップ発表は3.02!
去る2.16、LUNATIC FEST(ルナフェス)2018の2nd ACTIONの内容が発表されました。
ステージ名決定(MOON STAGE & MOTHER STAGE!!
LUNATIC FEST. CAFE 開催決定!!
うん、まぁ……なんだ、出演発表じゃなかったね……こういうの慣れてるけど。
しかし、3.02に予定されているNEXT ACTIONでは、「第一弾ラインナップ」を発表すると明言しています!!
待ちに待ったラインナップ発表ということで、一度、2015年の第一弾ラインナップ発表を振り返ってみましょう。
LUNATIC FEST 2015では第一弾発表は4.30
タイミングについて振り返ってみたところ、2015年のLUNATIC FESTでは4.30に第一弾ラインナップが発表されていたようです。
フェスの開催日時がほぼ同じであることを考えると、今回の発表はかなり早いタイミングですね。まぁ、そもそもフェス開催の発表が早かったしね……。
2015年よりも多くの発表が待っていると期待していいのでしょうか?
LUNATIC FEST 2015の第一弾ラインナップ
2015年のLUNATIC FESTで発表された第一弾ラインナップは以下のとおりです。
出演日は決まる?
LUNA SEAのコアなファンであれば、「誰が出ようと2日間とも行く!!」という方は少なくないはず。
しかし、生粋のSLAVEでない限り、「お気に入りのアーティストが集中日している日だけ行く」という方が大半でしょう。
過去の例では、第一弾ラインナップの出演日は発表から4日程度経過してから告知されたようです。
ちなみに、最終ラインナップ発表はフェスの1カ月程度前でした。
今回は初回の発表が早いため、最終発表ももう少し早まるかもしれませんね。
***
今回は、スピーディーな発表がうれしいですね!
ラインナップ予想については、過去記事にまとめてあります。
lunaticismy2ndname.hatenablog.com
lunaticismy2ndname.hatenablog.com
lunaticismy2ndname.hatenablog.com
みんなで予想しながらワクワク待ちましょう!
LUNA SEAのライブを楽しむために! 覚えておくのがおすすめな「掛け合い」
現在、LUNA SEAはツアー真っ最中。
その先には、待望の「LUNATIC FEST 2018」も待っています。
精力的に活動しているからこそ、「名前は知っていたし、好きだったけど、ライブに行くのははじめて!」という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、前提知識が少なかったとしてもLUNA SEAのライブは十分楽しめるはずです。
でも、いくつかの曲で様式美となっている観客との「掛け合い」を覚えておくと、さらに楽しめますよ。
今回は、LUNA SEAの曲の中から掛け合いソングと、それぞれの掛け合いポイントをご紹介します!
ROSIER
早速ですが、クライマックスで演奏されることの多い「ROSIER」の掛け合いをご紹介しましょう。
LUNA SEAのライブでは、ほぼ毎回演奏される曲です。
この曲が登場するころには、観客は半狂乱状態となっているので、思い思いに歌っても問題ないのですが、
最初に抑えておきたいのは2回目のAメロ前、RYUICHIが「夢のない~♪」と歌ったあとの「この世界」です。
特に音階のない部分なので、リズムを意識して思い切り叫びましょう。
サビごとに数回訪れる「咲いていたのは~♪」の後の「my rosy heart」も忘れずに。
表記上は「my rosy heart」ですが、発音は単に「ロージア」で構いません。
というか、熱心なファンでない限りは「ロージア」だと思っている方が大半でしょう。
この記事を読んだ方は、サビの「ロージア」が「my rosy heart」だと知っているファンとしてドヤ顔してください。
「ROSIER」で必ず抑えていただきたいのは以上のポイントですが、非常にテンションが高い曲のため、RYUICHIからどのタイミングで振られるかはわかりません。
本番では臨機応変に対応しましょう。
TONIGHT
「TONIGHT」も、非常に演奏頻度が高い曲です。基本的にRYUICHIのリードに従い叫んでいれば楽しめますが、覚えておいて頂きたいポイントは二箇所です。
最初のポイントは、サビ前の「Wow~」です。
近年は、ほぼ毎回ファンに歌わせています。
次のポイントは、サビ中の「Wow~」です(わかりづらくてごめんなさい)。
「キミだけの祈り~♪」に続く部分ですね。
ファン全体で声を出してメンバーの演奏に乗ると、本当にライブに参加している感覚になるのでぜひ思いっきり歌ってみて!
Dejavu
Dejavuは古くから存在する曲だけに、コール&レスポンスがかっちりと決まっている感があります。
Bメロの「あなたさえ~♪」のセクションは、まるっと歌えるようにしておきましょう。
RYUICHIからいつ「SAY YOU!!」みたいなことを言われるかわかりません。
ギターソロ後に続く「あなたさえ~♪」の部分は、毎回恒例でSLAVEのターンです。
ちなみに、セクション終わりに、「心を忘れた」と「心を亡くした」のどっちが正解なのかわからなくなるのはSLAVEあるあるです。
正解は歌詞カードを見てもらえればわかりますが、ぶっちゃけ大した問題じゃないと思います。
「シナリオはいつも~♪」に続く「Dejavu」は思いっきり叫んでください。このタイミングで小ジャンプするのは恒例です。
さらに、ライブ限定のアウトロで、「Wow~」とひたすら声を張り上げる部分があります。
RYUICHIがわかりやすくリードしてくれるとは思いますが、ちゃんと楽しみたい方はライブ映像なんかで確認しておくとよいでしょう。
JESUS
数あるLUNA SEAの掛け合いソングの中でも、「JESUS」の掛け合いはちょっと複雑です。
Aメロの「I'm on the edge」は、タイミングを覚えておいたほうがよいでしょう。
サビの「心のどこか~♪」「本当の意味が~♪」の部分では2拍目4拍目にアクセントが入りますが、「Just! Wait! For! You!」と手を上げながらそれぞれ叫んでください。
難しければ、手を上げるだけでもかまいません。
ラストのサビは、上述の掛け合いにもう1タスク加わります。
「JESUS 秒読みを始めて~♪」の後に、「あ・な・た・に」、
「JESUS 罪が消えるなら~♪」の後に、「す・べ・て・を」と続けてください。
歌詞カードには乗ってませんが、音程とタイミングはCDで確認できます。
アウトロは、半狂乱で「J~!!」と叫び続けてもいいですし、
「Jesus, don't you love me?」と、Jと一緒に歌ってもよいでしょう。
TIME IS DEAD
「TIME! IS! DEAD!」ときたら、発声の準備を。
スタジオ版よりイントロが長めになっていますが、ひたすら「TIME IS DEAD!! WORD IS DEAD!!」と叫び続けるだけです。
予習が必要というより喉の体力が必要ですが、あえてVOICE IS DEADになるまで叫ぶことをおすすめします。
「仕掛け(カラクリ)が~♪」に続く一瞬の部分はSLAVEのターンですが、歌詞が曖昧になりがちなポイント。
正しくは、「う・ま・れ!」「つ・づ・く!」「お・わ・る!」の順番です。
他の掛け合いソング
LUNA SEAの掛け合いソングはまだまだありますが、ピンポイントの掛け合いが多いので簡単にご紹介します。
DESIRE
「夜を刻んだ~♪」に続く「Shadows of my luv」の部分。
WISH
ギターソロ明けの「ため息が~♪」のセクションはSLAVEが歌うターン。その後と、アウトロの「ラーラーラーラー」も忘れずに。
PRECIOUS...
静かになった部分の「あの時には帰れない~過ちさえ返せない~」は、歌わされる可能性大。
その後は、SUGIZO、INORANと一緒にサビ裏のコーラスで参加してもよいでしょう。
ラストは「Wow~」のコール&レスポンスで壊れてください。
LUNA SEAのライブは忙しい
今回書き出してみて感じました。
「LUNA SEAのライブは、なんてやることが多いんだろう」と。
実際には、もうちょっと掛け合いポイントがあります。
しかし、はじめて参戦する方であれば、今回ご紹介したポイントを知っておけば十分楽しめるのではないでしょうか?
もちろん、声を上げるのも、歌うのも強制ではありません。
周りのSLAVEの熱量に後押しされたなら、遠慮せずにはじけてしまってくださいね。
LUNA SEA「LUNATIC FEST(ルナフェス)2018」のオープニングアクトに決定! 「LUNACY」って?
1月31日、「LUNATIC FEST(ルナフェス)2018」の第一弾発表としてアナウンスされたのは、
「LUNACY」による両日のオープニングアクトでした。
熱心なSLAVEの方以外は、「「LUNACY」ってなに? ルナシーはLUNA SEAちゃうの?」とお考えかもしれません。今回は、LUNACYの初歩的な知識についてお話します。
LUNACYというバンド
LUNACYは「狂気」を意味する英単語であり、JとINORANが人生で最初に組んだLUNA SEAの前身とも言えるバンドです。
1989年5月29日に現在のメンバーではじめてライブを行なって以降も、しばらくはこのバンド名で活動しています。
1990年11月24日に行われた 目黒ライブステーションでのワンマンライブで、「バンド名に深い意味を持たせたい」という意向により現在の「LUNA SEA」に改めることを発表しました。
終幕までLUNA SEAでの活動を続けましたが、2010年のREBOOT以降は初期の狂った荒々しいパフォーマンスを行う一種のファンサービスとして、LUNACY名義でのライブを度々行なっています。
『LUNACY』というアルバム
LUNA SEAは『LUNACY』というアルバムもリリースしています。
上述した流れを聞くと「初期のインディーズ時代に出したアルバムだろう」とお考えの方が多いかもしれませんが、実際にはメジャーになり、河村隆一をはじめとするメンバーのソロ活動を経て、絶大なポピュラリティを獲得した後の2000年のアルバムです。
そして、終幕前最後のアルバムでもあります。
インディーズ1stとして『LUNA SEA』というセルフタイトルのアルバムはリリースしていましたが、「LUNACY」はセルフタイトル以上に重要な意味を持つワード。
リリースするアルバムのタイトルが『LUNACY』になると知ったときに、何かを予感した方は多かったのではないでしょうか。
5人の方向性やエゴが衝突しあい、ギリギリのバランスで成り立ってきたLUNA SEAが限界に近づいていく最中で制作されたアルバムですが、
内容自体はマスターピースと呼ぶにふさわしい仕上がりになっています。
私は、未だにこの作品を最高傑作だと考えています。
LUNACYで予習しておくべき曲
「こぉ~くぉ~ろぉ~から~」でお馴染み「I for you」や河村隆一ソロでLUNA SEAを知った方には信じられないかもしれませんが、LUNA SEA(LUNACY)はもともとおどろおどろしい、狂ったバンドでした。
過去に行なわれたLUNACY名義のパフォーマンスでは当時を思わせるメイクとともに初期の曲を演奏しています(アルバムで言えば1st『LUNA SEA』と2nd『IMAGE』あたり)。
楽曲自体のクオリティは高いものの演奏される機会があまりないレアな曲ばかりなので、ご存知ない方は多いかもしれません。
「LUNATIC FEST 2018」のLUNACYのパフォーマンスでも演奏が予想される初期の曲をいくつかご紹介しましょう。
FATE
1stアルバム『LUNA SEA』の一曲目。初期のライブではオープニングナンバーとして演奏されていました。後期には、ドラム・ベースソロ後に他メンバーが合流する曲として用いられています。
1分半程度しかない非常に短い曲です。また、LUNA SEAでは数少ないハイスピードなツーバスの連打が入っている曲でもあります。
CHESS
1stアルバム『LUNA SEA』に収録。LUNA SEAの中では、とりわけ歌詞が物騒な曲です。ソロ活動で愛を歌ったり、オーザックのCMに出ていた青年も、かつては「死・ね・ば!」と叫んでいたのです。2015年のルナフェス初日、LUNACYの一曲目(つまりイベントで一番最初の曲)は、この「CHESS」でした。それを現地で聴いていた私は、「あぁ、この人達は本当に頭がおかしいんだ」と思ったものですwww
SHADE
1stアルバム『LUNA SEA』に収録。救われない雰囲気と、性急なリズムが印象的な一曲です。はじめて聴いたときは、スクウェアに進むリズムに対し3連を貫くギターソロが衝撃的でした。2015年のLUNATIC FESTではGLAYによるカバーが披露されましたね。TERUが爽やかに「この苦しみをくれてやる~」と歌っているのがなんかおかしかった記憶がwww その昔には、L’Arc~en~Cielがセッションでカバーしたという噂も……。
MECHANICAL DANCE
2ndアルバム『IMAGE』収録。初期にしてはストレートナロックナンバーです。LUNA SEA名義でも、たまーに演奏されますね。Jに見せ場を作る文化は、この曲で始まったと言えるかもしれません。
SERCH FOR RESON
2ndアルバム『IMAGE』収録。LUNACYの初期はスラッシュメタルの影響を受けていたと聞いたことがあります。実際に初期の曲の多くはスラッシーでスピーディーですが、この曲は非常にヘビーです。アルバムのツアー以来、滅多に演奏されていませんが、なぜか1999年に東京ドームで行われたGLAYとの2マンライブ「THE The Millennium Eve」では突如として演奏され、その恐ろしいギターリフがSLAVEだけではなく、GLAYファンをも震え上がらせたといいますwww おかしなことやっとる……。
SYMPTOM
2ndアルバム『IMAGE』収録。非常にテンポが速いことから、「LUNA SEA最狂の曲」という声も少なくありません。スタジオ版には、SUGIZOがピックアップをチェーンソーで切り刻んだという音が収録されています。
SUSPICIOUS
音源未収録。言ってみれば黒夢の「親愛なるDEATHMASK」や、DIR EN GREYの「残」のような、ハードコアナンバーですが、途中からリズムがなくなり、アルペジオと歌のみに変化するという超展開を迎えます。2015年のLUNATIC FESTでも演奏されました。ていうか、フェスで音源化されてない曲やるって、つくづくLUNATIC……。
NIGHTMERE
音源未収録。初期はこの曲がライブのラストナンバーでした。長らく演奏されていませんでしたが、2010年12月25日の黒服限定GIGでは本編ラストに登場。度肝を抜かれたSLAVEの多かったことでしょう。メンバーが一人ずつ消えていく演出が、超かっこいいです。
LUNACYを聴きたければコレ!
LUNACYとしてリリースされているアルバムはありませんが、
やはり、『LUNA SEA』『IMAGE』あたりが、「LUNACYの曲」としてカテゴライズされている曲が多く収録されていると思います。『LUNA SEA』は2011年にリテイク版が出てますよ。
あとはなんといっても
「黒服限定GIG~the Holy Night~」の映像でしょう。
CD未収録の「SUSPICIOUS」や「NITGHTMERE」も聴けます。
***
個人的には2015年のLUNATIC FESTでLUNACYのパフォーマンスを見た瞬間に、「これはヤバいフェスになる!」という想いが一気に強くなりました。
ファンサービスの側面が強いLUNACYですが、他のバンド目当てに来る方にもぜひ見ていただきたいです。
LUNA SEA「The Luv -World left behind-」ツアー再開&振替公演決定! そしてLADIES ROOMジョージのブログが泣かせる話
LSUGIZOのインフルエンザにより中止となっていたLUNA SEAのツアー「The Luv -World left behind-」が2/3の川崎公演から再開します。
そして、中止になった千葉・松戸の公演は5/23、5/24に振替公演が決定しました!
SUGIZOからはこのような力強いコメントが。
皆様ご心配おかけしました。そして本当にご迷惑をおかけしました。SUGIZO無事生還し、明日の川崎公演より復活します。ここからファイナルまで最高、最幸のツアーにするべく全力で、全霊で邁進します。改めてLUVツアーを、そして2018年のLUNA SEAを宜しくお願いします‼︎ SGZ
— SUGIZO (@SUGIZOofficial) 2018年2月2日
そして、印象的だったのはLADIES ROOMのジョージさんが、今回の中止に関して寄せたこのブログの記事です。
そうなんですよね。
SUGIZOが人一倍体調管理に気をつけていたことは、ファンのみんながわかっているはず。
だから、世界一悔しいのもSUGIZOだということを、みんなわかっているんです。
だから誰もSUGIZOを責めない。
前の記事でも書きましたが、
lunaticismy2ndname.hatenablog.com
今回、メンバーが過去に例がないぐらい謝罪の意を表していて、
誤解を恐れずに言えば「嬉しかった」気がします。
メンバーと、これまでよりも近くなれたような。
振替公演に行けない人がいるのは事実だし、
中止は決して喜ばしいことではありませんが、
こんなことで揺らぐ絆ではなかったんだと思います。
LUNA SEAは私にとって、そしてファンにとってかけがえないものです。
そう、
「キミは キミはいつしか かけがえないもの」
今回のツアーは最高になるし、
そのなかでも振替公演は最高になる。
そんな気がするんです。
***
LUNA SEAからはちょっぴりうれしいプレゼントが届きました。
恐らく、昨年末のたまアリ公演を編集した映像であり、最新のLUNA SEAということになります。
このバンド、まだまだこんなにカッコイイんです。