LUNA SEA 「The Anniversary 2018 The LUV -World left behind- FINAL」レポート

平日だろうと無理やりねじ込んでくる5/29公演。

今回は、アルバム『LUV』をひっさげたツアーのファイナルでした。

 

同時に29周年の日であり、30周年への幕開けでもあります。

 

私は、以前にお伝えしたとおり『LUV』に関しては否定的でした。

 

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だからこそ、ツアーは見送るつもりだったのですが、結局振替の松戸公演に参加。

後半に発表されたこのファイナルも参加しました。

 

結論から言えば、心から行ってよかったと思っています。

 

今回は、武道館公演に参加した私なりのレポを。

 

セットリスト

1.Hold You Down
2.TONIGHT
3.Dejavu
4.JESUS
5.Limit
6.Brand New Days
7.誓い文
8.gravity
9.闇火
10.I for You
11.Drum solo
12.Bass solo
13.Be Awake
14.STORM
15.TIME IS DEAD
16.ROSIER
17.BLACK AND BLUE

~en~

18.So Sad
19.BELIEVE
20.PRECIOUS…
21.WISH

 

このツアーは「Hold You Down」で始まるパターンと、「The LUV」で始まるパターンで展開されていました。

武道館公演は、それらをミックスした形になっています。

「The LUV」というタイトルのツアーのファイナルで、「The LUV」をやらないのが非常に彼ららしいと思しました。

意図的なものではなく、自然な流れではあると思いますが。

 

以下では、部分的にピックアップしてレポを。

 

 1.Hold You Down

松戸公演は2日目に参加したので「The LUV」が一曲目でした。

それはそれでよかったんですが、やはりファイナル公演はアルバムの一曲目で始まるのがしっくり来ます。

アルバムで聴いて以降、さいたまスーパーアリーナだったり松戸で結構聴いているのですが、ツアーを経てLUNA SEAの今のブライトネスがより強まった感じがします。

「激しい」とか「かっこいい」とかいうよりも、すごく「大きな」バンドに見えるし聴こえるというか。

例えるならU2みたいな。

 

あと、オープニングを聴きながら「今日の武道館は音がいい」と思いました。

 

5.Limit

シングル曲なのにあまり聴くことがない「Limit」。

最初にライブで聴いたときからRYUICHIが辛そうだな、と思っていたのですが

やはりファイナルでも辛そうでした。

そこまでキーは高くないと思うのですが、高さとは関係ない厳しさがあるのかもしれません。

でも、上体を下に向けながら振り絞るように歌うRYUICHIはかっこいいです。

 

9.闇火

今回のハイライトだったのではないでしょうか……。

いろんな方がRYUICHIの歌声、パフォーマンスに衝撃を受けたようです。

 

古くは「MOON」だったり、「GENESIS OF MIND」だったり、「VIRGIN MARY」だったり、

シンガーとしての覚醒を見る曲があります。

そして、その覚醒は予定調和ではなく、いきなり訪れるのです。

 

そして、彼の覚醒をしっかりと支えるバンド。

真矢においては、後半ドラムソロみたいになってRYUICHIと一緒に大暴れしてました。

 

10.I for You

今回のツアーはINO、杉、隆によるアコースティックバージョン。

これがとてもよかった。

正直、何度も見てる人にとっては食傷気味の曲だとは思うのですが、

初めて見る人は聴きたい一曲だと思います。

 

こうやって、双方が新鮮に聴ける演出は嬉しいですね。

同時に、音源に忠実にやることを様式美的に徹底していた昔とは違い、柔軟になった今だからこそできることだと思います。

 

メンバーも死ぬほど演奏してきたであろう曲ですが、ドラマでおなじみのストロークを今回はアコギでINORANが、そのあとに絡んでくるアルペジオをバイオリンでSUGIZOが弾いています。

いつもと逆の振り分けが、個人的に面白いなと思って聴いていました。

 

この後がドラムソロだから曲の終わりに真矢が入場してくるんだけど、

暗闇の中「ヌゥ…」と登場する真矢に少し笑ってしまう(笑)。

 

11.Drum solo

LUV』のインストナンバーである「Ride the Beat, Ride the Dream」は、やはりドラムソロとして使われました。

個人的には『LUV』で一番の問題曲だったのですが……

ライブで聴いてみると非常に腑に落ちたのです。

 

真矢のソロって、最初にオケをバックに叩くコーナーがあるのだけど、

基本的にツアーや公演ごとにオケが新しくなるのです。

つまり、多くの観客がはじめて聴くオケなわけ。

 

私はそのスタイルも好きだし、慣れてる。

けど、そういった「音楽だ。考えるな、感じろ。」的なスタイルについてこれない人もいるかもしれない。

そうなると、ドラムソロってどう楽しんだらいいのかわからないよね。

 

そういった人たちに、あらかじめ音源としてリリースしておくことで、ドラムソロに参加してもらえるようにしたのが「Ride the Beat, Ride the Dream」だったのかな、と思ったのです。

 

VJの演出も派手で「HEY!」のタイミングもバッチリ把握できました。

理屈抜きで「こりゃ楽しい」と思いましたね。

 

ちなみに、CDとは少し曲のサイズが違いました。

 

17.BLACK AND BLUE

「The LUV」で始まるパターンは、「BLACK AND BLUE」で終わります。

私は、松戸でこのパターンを聴いていたのですが、武道館も絶対に「BLACK AND BLUE」で終わるべきだと思っていました。

なぜなら、本編最後の曲はいつも最新の、未来を感じる曲で締めくくるべきだと思っているから。

 

松戸で聴いたときも思いましたが、このポジションで演奏されるこの曲に強い未来を感じるんです。

「ROSIRE」や「TONIGHT」といった、BPMの速いナンバーとはノリがまったく違う曲ですが、すごく高揚する。

29周年にして、このバンドは立ち止まらず、前に進んでいるんだと。

 

「最高だ」と何度思ったかわかりません。

 

18.So Sad

松戸で聴けなかったので、嬉しかったです。

この曲、美しいラブソングのように聴こえますが歌詞やタイトルが悲哀に満ちてますよね。

ある意味、LUNA SEAの「LUV」を象徴しているような曲なのかと。

 

耳に痛いほどのディストーションでかき鳴らされる美しいギターソロとか、そういう表裏の魅力を感じます。

 

21.WISH

LUNA SEAって、ものすごい演出や音作りが緻密なライブをやるので、多分ノリでアンコール追加したりとかできないんでしょうね。

あるいは、スタッフや会場の契約だったり、もっと難しい問題があるのかもしれないね。

今回は、特に生中継も入っていたし。

 

で、「WISH」

いつもなら、「もう一曲ぐらいやってくんねぇかな?」と思ってアンコールするんだけど、

今回はそういう気はあんまり起きなかった。

今回は、圧倒的な満足感で「WISH」が終わっていきました。

 

結論:LUNA SEAはヤバい

 

私の中で、クオリティーは度外視して一生忘れられないであろうLSのライブが3つあります。

「THE FINAL ACT」「REBOOT ~to the New Moon~」「LUNATIC FEST(2015)」です。

 

今回の武道館は、それ以外のライブで考えると、ダントツのトップだったのではないかと思います。

 

周年ライブをただのお祭りにせず、ツアーファイナルとして最新の進化系を見せていました。

 

冷静に考えるとすごいことです。

結成30年を迎えようとしているバンドが、

ちゃんと活動していて、作品を出して、しかもその作品でちゃんと変化・進化を見せていて、

ツアーをやって、

しかも、めちゃめちゃクオリティーが高いライブで、

20曲弱の中に、最新の自分たちを含めた歴史をちゃんと詰め込んでいて……

 

「WISH」で感じた圧倒的な多幸感・満足感はそれだったんじゃないかな。

もう、考えても、望めるものがない。

望んでいた以上の景色を見せてもらったのだから。

 

まだまだ語りたいことや、感謝の言葉があります。

 

ただ、今年のLUNA SEAはまだ続く。

LUNATIC FESTはもう間もなくに迫っているのです。

 

その時まで私は、最大限の感謝・賛辞の言葉をとっておこうと思います。

 

ひとつだけ、言わせていただきたい。

今のLUNA SEAは、バンド史上一番かっこいいです。

 

他のバンドのファンの方は、フェスではぜひLUNA SEAを見てください。

私は、宇宙一かっこいいバンドだと思っています。

 

 

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LUNA SEA LIVE TOUR 2018 The LUV -World left behind- ここまでのセットリストまとめ

LUNA SEA LUV TOURも本来ファイナルになる予定だった福岡公演を終え、千葉公演の振替と急遽発表された武道館ファイナルを残すのみとなっています。

 

現在は、それら公演までのインターバルといったところ。

 

私は、振替公演の2日目、5月24日に参戦する予定です。

武道館ファイナルも応募はしてみましたが、どうなることか……。

 

私は結構ネタバレウェルカムなタイプなので、セットリストの情報は逐一チェックしています。

今回は、ここまでのセットリストをまとめていく予定です。

当然ながら、アルバム『LUV』に則した内容にはなっていますが、細かく見ていくと各公演ごとに違いがあって興味深いですよ。

 

2018/2/3・2/4 カルッツ川崎

2/3

1. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. Be Awake
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

2/4

01. The LUV
02. Dejavu
03. JESUS
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. IN SILENCE
09. piece of a broken heart
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. IN FUTURE
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

LUNA SEAはアルバムツアーでも、流れによってはアルバム曲を1日に詰め込むようなことはしません。そのため、複数公演行かないと聞けない曲があるのが悩みの種。

 

「HOLD YOU DOWN」ではじまるパターンと「THE LUV」ではじまるパターンが、このツアーの基本パターンのようです。

「I for You」は、このツアーではアコースティックバージョンで披露しているとのこと。

正直、オリジナルは若干食傷気味だったため、非常に楽しみです。

「Ride the Beat, Ride the Dream」は予想していたとおり、ドラムソロのポジションの模様。

あんまり情報がありませんが、INORANも参加してるのかな?

ベースソロ明けのナンバーは、どちらも結構久しぶりですね。

個人的には「Be awake」が聴きたいところです。

 

2018/2/10・2/11 名古屋センチュリーホール

2/10

01. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. BLUE TRANSPARENCY
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

2/11
01. The LUV
02. Dejavu
03. JESUS
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. IN SILENCE
09. piece of a broken heart
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. Be Awake
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

ベースソロ後に「BLUE TRANSPARENCY」が入っている以外は、特に変化なし。

 

2018/2/24・2/25 仙台サンプラザホール

2/24

01. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. IN FUTURE
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

2/25

01. The LUV
02. Dejavu
03. JESUS
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. IN SILENCE
09. piece of a broken heart
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. BLUE TRANSPARENCY
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

各地方、1日目が「HOLD YOU DOWN 」、2日目が「THE LUV」で始まるのは確定なのかな、という印象を受けます。

 

2018/3/3・3/4 石川 本多の森ホール

3/3

01. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. Be Awake
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

3/4

01. The LUV
02. Dejavu
03. JESUS
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. IN SILENCE
09. piece of a broken heart
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. IN FUTURE
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

LUNA SEAは演出をかっちり構築するので、フレキシブルにセットリストを変えてくるようなことはあまりありません。

だからって、ちゃんと毎公演フレッシュなライブを見せてくれるのでご安心あれ。

 

2018/3/10・3/11 茨城県立県民文化センター

3/10

01. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. BLUE TRANSPARENCY
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

3/11

01. The LUV
02. Dejavu
03. G.
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. PROMISE
09. piece of a broken heart
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. Be Awake
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

ここにきて少し変化が。

2日目にはじめて「G.」が演奏されています。

また、この日は「3.11」ということで、震災の義援金を集めるために配信リリースされた「PROMISE」が登場。

この曲、私生で聴いたことがないのです。

 

2018/3/17・3/18 広島 上野学園ホール

3/17

01. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. IN FUTURE
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

3/18

01. The LUV
02. Dejavu
03. JESUS
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. IN SILENCE
09. piece of a broken heart
10. MARIA
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. BLUE TRANSPARENCY 
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

2日目には「MARIA」が登場。

これもアコースティックだったのかな?

 

2018/3/24・3/25 大阪フェスティバルホール

3/24

01. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. Be awake
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

3/25

01. The LUV
02. Dejavu
03. G.
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. IN SILENCE
09. piece of a broken heart
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. IN FUTURE 
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

再度、「G.」が登場。

 

2018/3/31・4/1 福岡サンパレス

3/31

01. Hold You Down
02. TONIGHT
03. Dejavu
04. Rouge
05. Limit
06. Brand New Days
07. 誓い文
08. gravity
09. 闇火
10. I for You
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. BLUE TRANSPARENCY 
13. JESUS
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER

E1. So Sad
E2. PRECIOUS...
E3. WISH

 

4/1

01. The LUV
02. Dejavu
03. G.
04. Sweetest Coma Again
05. Thousand Years
06. Miss Moonlight
07. absorb
08. IN SILENCE
09. piece of a broken heart
10. MARIA
11. Ride the Beat, Ride the Dream
Bass solo
12. Be awake
13. STORM
14. BELIEVE
15. ROSIER
16. BLACK AND BLUE

E1. Hold You Down
E2. TONIGHT
E3. WISH

 

2日目に「G.」と「MARIA」が、このセットリストがいまのところ一番見たいかなぁ。

 

***

義理堅いバンドなので、振替公演には何かしらのスペシャルを用意してくれると予想しています。

それがセットリスト的なスペシャルとは限りませんが……。

 

また、武道館はツアーの各地方公演とは違い単独公演のため、アルバム曲を1日でもう少し組み込んでくるのではないでしょう。

いずれにせよ楽しみです。

LUNA SEAが教えてくれた音楽たち Vol.2

私だけかもしれませんが、LUNA SEAとGuns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼス)を比較する意見をよく聞きます。

 

音は別に似てないし、個人的には「ふーん……」って感じなんですが、メンバーのスター性とかが近い印象を与えるのかもしれません。

 

とりわけJは、ガンズをフェイバリットバンドに挙げていますし、ダフやスラッシュなどメンバーとも交流があります。

 

今回紹介するのは、そんなGuns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼス)のアルバムです。

 

APPETITE FOR DESTRUCTION

なにはともあれアペタイト。派手なリフ、絶妙な横ノリがやっぱり他のL.Aメタルバンドとは格が違いますね。

ロックアルバムって、もう最初の一音がなった時点で完結してしまうような強烈な「匂い」を感じるときがあるんですが、このアルバムはそうしたロックの匂いがプンプンしてます。

 

ガンズのメンバーって上手くもなんともないんですが、

ギターもベースもドラムもボーカルも、気持ちよければもうそれで最高!って感じ。

 

ちなみに、非常に空耳ネタが多いアルバムでもあります。

ハードロックとかメタルって空耳と相性がいいんですよね。

非常に高いテンションでありえないワードを言うところがw

 

 

 

 

USE YOUR ILLUSION 1・2

アペタイトから4年後の1991年には、フルアルバムを2枚同時リリースしました。

ファーストが超高評価だっただけにハードルが高かったようです。

2枚合わせると3時間超というボリュームですが、やはり少し完成度が低いという評価を受けています。

 

ただ私はファーストより好きです。

ドラムがスティーブン・アドラーからマット・ソーラムに変わったことにより、非常にタイトになりました。

ファーストの横ノリも魅力的ですが、これは好みの問題かもしれません。

 

単なるバッドボーイズ・ロックンロールにとどまらない曲も収録されています。

 

Paul McCartney & WINGSのカバー「Live and Let Die」は原曲に忠実ながら、ガンズならではのテンションが封じ込められています。

「Novenber Rain」はガンズ屈指の名バラードですが、とにかくPVがカッコイイ。

アクセルが弾くグランドピアノの上に乗るスラッシュは、まさしくギターヒーローです。

 

 

 

***

 『CHINESE DEMOCRACY』以降はちょっとわからないのですが、

1stと2ndのころのガンズはやっぱりカッコいいし、十分音楽的に語る意味はあると思います。

キャラ立ち以外にLUNA SEAとの共通点は感じませんが……少なくとも初期のJソロなんかでは、「ガンズみたいな音像を目指してたのかな?」と思わせる部分はありますね。

何にせよ、間違いなくロックのレジェンドです。

来日公演行きたかったー。

LUNATIC FEST (ルナフェス) 2018  第三弾発表は「ACE OF SPADES」

少し時間が空いてしまいましたが、3/22にルナフェスの第三弾ラインナップが発表されました。

 

強力なインパクトを残したブラフマン発表の次だけに、どんなアーティストが来るのか楽しみにしていましたが……。

 

発表されたバンドは

ACE OF SPADES」。

 

今回はこのバンドについてちょっと掘っていきます。

 

GLAYのHISASHI率いるスーパーバンド!!

という見出しの文言で紹介されることが多い「ACE OF SPADES」。

メンバーは

 

Gt.HISASHI(GLAY、rally) 
Vo.TAKAHIRO(EXILE) 
Ba.TOKIE(RIZEAJICOLOSALIOSunkie) 
Dr.宮上元克THE MAD CAPSULE MARKETS、rally) 

 

という面々です。

 

HISASHIに関しては、それほど説明する必要はないでしょう。

ご存知GLAYのGt.です。

2015年のルナフェスにはGLAYで出演しております。

 

LUNA SEAとの親交が深いのはもちろんですが、端から見ていても異常なほどルナフェスが好きそうです。前回の打ち上げでは、楽しすぎて酩酊してしまったという話も……。

 

今回も、GLAYファンにツイートでルナフェスの最新情報をアップデートしています。

 

TAKAHIROさんは、EXILEのフロントメンバー。

正直、村が違いすぎてあまり語れませんが……。

いわゆるV系ロキノン系に加え、EXILE派閥が混ざってきた今回のルナフェスはカオスではないでしょうか?

あとはなんだろう、ジャニーズとか?

 

TOKIEさんは、もう日本最強の女性ベーシストと言っていい方ですね。

SUGIZOのソロやTourbillonなどにも参加しており、LSメンバーとも関連が深い方です。

真矢の師匠であるドラマー・そうる透さんの奥様であろうと言われています(真偽不明)。

 

同じ日にThe BONEZが出演しますが、The BONEZのJESSEはもちろんRIZEのメンバー。TOKIEさんは初期のRIZEにメンバーとして参加していました。

こういうニクイ組み合わせも、ルナフェスのいいところではないでしょうか。

 

宮上元克は、現在はサポートミュージシャンとしての活動が多いものの、もともとはTHE MAD CAPSULE MARKETSでバリバリのロックドラムを叩いていた武闘派ドラマー。

2015年のルナフェスでは、「KA.F.KA」でドラムを叩いていました。

MAD時代からLUNA SEAとは交流があるようです。

 

GLAYちゃん出るの?

みなさん気になってると思うんですが、GLAY出るのかな?

 

HISASHIの出演が決まったところで、GLAYの主演を期待する声と、反対に「今回は見送りか?」と予想する声があるようです。

 

正直わからないですね。

というのもここまでの発表で、前回からの続投は2バンドしかありませんので。

今回は、ガラリとラインナップを変えようという意図があるのかもしれません。

 

個人的には、GLAYはとっても見たいです!

LUNA SEAが教えてくれた音楽たち Vol.1~The Smashing Pumpkins~

スマパンをはじめて知ったのは、「GIGS」でJが『メロンコリー~』をレコメンドしていたのがきっかけだったかな?

 

最近、ダーシーをのぞくオリジナルメンバーでのツアーが発表されました。

来日してくれないかなー、とちょっと思っています。

 

私が好きなスマパンのアルバムな以下の2枚。

というか、「スマッシング・パンプキンズ」というバンドのイメージは、この2枚で固まっていると思います。

 

Siamese Dream(サイアミーズ・ドリーム)

スマパンはいわゆるオルタナグランジにカテゴラズされているんですが、他のバンドに比べると圧倒的にメロディーがいいんですよね。

 

『Siamese Dream』は1994年発表の2ndですが、泣いちゃうような良い曲が多い。

「Disarm」とか、「Mayonaise」とか、単純にコードと歌メロの時点で良曲なんですよ。

 

「Today」のイントロのアルペジオは、多分日本で一番聞かれたヒップホップのサンプリングなんじゃないでしょうか(Dragon Ashの「Greatful days」)。

 

 

Siamese Dream

Siamese Dream

 

 

 

 

Mellon Collie and the Infinite Sadness(メロンコリーそして終りのない悲しみ)

完成度やサウンドプロダクションではサイアミーズのほうが好きなんですが、どちらかを1枚を選べと言われれば僕はこの『メロンコリー~』です。

正確に言えばこちらは2枚組なんですが……。

 

曲数が多いのは当たり前なんだけど、「このバンドってこんなにいろんな曲できるんだ?」っていう。

美しい曲は本当に美しいんだけど、ぶっ壊れている曲はとことん壊れてる。

 

私はだいたいアルバムの1曲目がフェイバリットなんですが(「LOVELESS」とかね)、「Tonight, Tonight」はマジで何回聴いたかわかりません。

 

個人的にはDisk2の「Beautiful」っていう曲が大好きです。

 

2枚合計すると2時間にもおよぶ大作ですが、何度も聴いてしまいます。

なんとなく眠りについて、夜が明けていくようなイメージです。

このブログでは何度も言うことになるかと思いますが、アルバムはちゃんと通して聴かなきゃダメ!

 

 

 

 

 

 

***

このシリーズで最初に何を紹介しようかと思ったんですが、スマパンにしました。

スマパンって長身スキンヘッドボーカル、マシンガンドラム、東洋人ギター、美女ベースっていう構成でメンバーそれぞれがすごく個性的なんです。

海外で、メンバーの名前をすべて覚えているバンドはあまりありません。

このメンバー構成ではもうなくなってしまったけど、僕の中出のスマパンは未だにこのかたち。

一人ひとりがキャラ立ちしてしているという点では、LUNA SEAみたいだなーと思っています。

 

 

LUNATIC FEST(ルナフェス) 2018 第二弾ラインナップ発表は「BRAHMAN」

lunaticfest.com

 

土日だと12:00発表なんでしょうか?www

今日は広島公演なので、まさか開演間際に発表したりはしないだろうと思っていましたが……。

 

さて、すでに多くの方がご覧になったはず。

ラインナップ発表がアナウンスされていた本日、

公式ホームページには特徴的な「梵字」のロゴが踊りました。

 

日本を代表するジャパニーズハードコアパンクバンド「BRAHMANブラフマン)」の登場です。

 

ヴィジュアル系とはカウンターのシーンにいた

BRAHMANは1995年結成。

サウンドとしてはメロコア民族音楽を取り入れたオリジナリティが評価されています。

 

国内では90年代後半に盛り上がっていた「メロコア」シーンのバンドとして認識されており、いわゆる「AIR JAMHI-STANDARDを中心に企画されたラウド・パンク系のライブイベント)世代」のバンドです。

 

LUNA SEAは同時期、良くも悪くも「ヴィジュアル系」というシーンで活動しいました(少なくともパブリックイメージはそうだったはず)。

私は当時もバリバリのロックキッズでしたが、お互いのシーンが交わるようなことはなかったと思います。

 

TOSHI-LOWというカリスマ

もう少しBRAHMANの個性について触れさせていただきます。

同じシーンにカテゴライズされているバンドに比べると少しストリート間が薄く、

非常にストイックな印象です。

 

中でもTOSHI-LOWはメンバーの間でも「鬼」と呼ばれるほど、強面。

フロントマンにふさわしいカリスマを有しています。

 

個人的には、

中国・北京で行ったライブで、観客のヤジやモノの投げつけが続くなかライブをやりきった映像が非常に印象的です。

 

LUNA SEAとのつながりは震災以降か

BRAHMANの活動スタンスは、2011年3月11日に起きた東日本大震災以降大きく変わりました。

それまでライブではストイックに沈黙をつらぬいていたTOSHI-LOWが、災害を境にMCでメッセージするようになります。

また、個人的な災害援助も積極的に行っているようです。

 

叙述したとおり、LUNA SEAとはカウンターのシーンにいたBRAHMANですが、交流が始まったのはこのころからかもしれません。

もちろん、お互いの存在は以前から知っていると思いますが、特にSUGIZOTOSHI-LOWの間では、各メディアのインタビューでお互いの名前が出るようになります。

 

支援イベントで行なわれたトークショーでは、こんなメンツが。

 

SUGIZOのソロ最新ALにはTOSHI-LOWが参加していますね。

 

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 最近ではJのラジオにTOSHI-LOWがゲスト出演しています。

 

地蔵はやめたほうがいいという説がありますよ!

私はBRAHMANのライブを見たことはありませんが、出身シーンにふさわしくゴリゴリという話です。

次の出演バンドのために前列で待機する「地蔵行為」をルナフェスのブラフマンの出演時に行うと、痛い目を見るかもしれませんよ!

 

まぁ、もとよりピースフルな雰囲気のフェスではありませんが……。

トラブルは起きてほしくありませんね。

 

まぁ、少なからず何かしら燃えるだろうね!

冷ややかな目で見ることにします。

 

***

私がキッズのころは、もともと違うシーンにいたバンド。

互いのシーンを批判する声も少なくなかったと思います。

 

しかし年月は、あるいは皮肉にも災害は、LUNA SEABRAHMANを近づけました。

今回の共演、熱くならずにはいられません。

LUNATIC FEST (ルナフェス) 2018 第一弾ラインナップついに発表! バンド紹介Vol.2

 

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 続いて2日目に出演予定のバンドについて紹介します。

 

AA=

THE MAD CAPSULE MARKETS上田剛史のソロプロジェクトとして2008年に始動。バンドというよりは、彼のプロデューサーや作家としての名義と言ったほうが自然かもしれません。BABY METALの大ヒットソング「ギミチョコ!!」のコンポーザーとしても知られています。

 

もう活動していませんが、私はTHE MAD CAPSULE MARKETSが大好きだったんです。マッドはLUNA SEABUCK-TICKSOFT BALLETの合同イベント「LSB」にも出演していたんですよ。ドラムのMOTOKATSUはSUGIZOソロにも参加していたり。AA=はJの対バンイベントに出ていますね。

 

OLDCODEX

Vo.Ta_2

Painter & Cho.YORKE.

 

声優・鈴木達央のソロプロジェクトとして2009年にスタート。

 

申し訳ありませんがまったくのノータッチでした。けどカッコイイですね!!

めっちゃインダストリアル! 過去にはINORANがプロデュースしたこともあったそうで、PVにもINORANが参加しています。

 

www.youtube.com

 

結構楽しみです。

 

調べていて興味深かったのですが、「鈴木達央」で検索すると、OLDCODEXの情報はほとんど出てきませんでしたw

イケメン俳優さんとして人気のようですが、声優としての彼のファンの方はOLDCODEXのライブに行ったりするのでしょうか?

 

THE ORAL CIGARETTES

Vo. & Gt. 山中 拓也

Ba. & Cho. あきらかにあきら

Gt. 鈴木 重伸

Dr. 中西 雅哉

 

2010年、山中、あきらにより結成。

 

度々申し訳ありませんが、本当にノータッチです。

ですが、日本のロックフェスには常連のバンドです(よね?)。

こういうバンド呼んじゃうのもルナフェスならでは。

若い子も観に来るでしょうねぇ。

SUGIZOは去年こんなツイートをしていましたね。

 

音は少しだけ聴かせてもらいましたが、そこはかとなくLSの影響を感じました!

楽しみです!

 

MUCC

Vo.逹瑯
Gt.ミヤ
Ba.YUKKE
Dr.SATOち

 

1997年結成。初日のDIR EN GREYとともに、2回連続参加です。

 

バンドとしてはベテランであり、あまり申し上げることはないでしょう。LUNA SEAトリビュート版では、「本家よりLUNA SEAらしいDejavu」で参加しましたw

 

 

逹瑯くんって、背も高いし、イケメンだし、喋りも達者だし、絶対モテるだろうなぁと思っています。

 

lynch.

lynch.については、過去記事で紹介しました。

 

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年末のライブにて、不祥事を起こしバンドを離脱していたBa.の明徳の復帰が発表されました。

ルナフェスにも、5人で臨むはずです。

このご時世、これってすごく勇気が必要な決断だと思うんだよね。

快く思わない人もいるかもしれない。

でも、本人たちは「このメンバーでしかありえない」と考えているのでしょう。

 

「この5人で」という姿勢は、LUNA SEAに通じるものがあると思います。

 

***

次の発表は3.17。

今回のルナフェスのアナウンスはペースが速い!

 

正直、まだまだヤバいのが控えていると思うので、楽しみに待ちましょう。